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基礎知識

2025.07.3

理想のお住まいへ!間取りを変更するための費用は?費用を抑えるポイントまでご紹介!

はじめに

理想の住まいを追求する中で、「もっと広々としたリビングにしたい」「使っていない部屋を有効活用したい」といった間取り変更の希望を持つ方は少なくありません。

しかし、その際に気になるのが「費用はどれくらいかかるのか」という点ではないでしょうか。

間取り変更にかかる費用は、工事の規模や内容、住宅の構造など、さまざまな要因によって変動します。

ここでは、間取り変更の費用相場や、費用を抑えるためのポイント、そして注意すべき点について詳しくご紹介します。

間取りの変更を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

間取り変更リフォームの費用相場

間取り変更の費用は、その工事内容によって大きく異なります。

ここでは、部分的な変更から大規模な変更まで、それぞれの費用相場を見ていきましょう。

部分的な間取り変更の費用

部屋の用途を変えたり、空間を区切ったりするような比較的シンプルな間取り変更は、以下のような費用が目安となります。

新たな壁を設けて部屋を二つに分けたり、既存の壁を撤去して広い空間を作ったりする工事はよく行われます。

間仕切り壁の設置には20万円から30万円程度かかる場合があります。

これには、壁の設置だけでなく、壁紙(クロス)の張り替え費用なども含まれることが多いです。

一方、間仕切り壁の撤去は、壁の撤去自体が5万円前後で可能な場合もありますが、撤去した後の床や壁の下地、クロスの補修費用を含めると、15万円から20万円程度を見込むとよいでしょう。

必要に応じて開閉できる稼働壁(可動間仕切り壁)の設置も人気です。

引き戸タイプは30万円から50万円程度が目安で、開閉がスムーズで空間を完全に仕切ることが可能です。

アコーディオンタイプは5万円から20万円程度と、比較的費用を抑えられる選択肢であり、簡易的に空間を区切りたい場合に適しています。

スケルトンリフォーム(フルリフォーム)の費用

建物の骨組みだけを残して、内装や設備をすべて一新する大規模なリフォームを「スケルトンリフォーム」または「フルリフォーム」と呼びます。

間取りを全面的に変更したい場合に検討される方法です。

戸建ての場合、1,000万円から2,500万円程度が一般的な費用相場となります。

これは建物の規模や構造、使用する建材や設備のグレードによって大きく変動するものです。

マンションの場合は、700万円から1,500万円程度が目安です。

マンションでは共用部分に関する制限があるため、戸建てとは異なる考慮が必要となります。

間取り変更に伴うその他の工事費用

間取り変更を行う際には、壁や床だけでなく、それに付随するさまざまな工事が必要となる場合があります。

これらの追加費用も考慮に入れることが重要です。

間取り変更によって、内装のリフォームが必要になることがほとんどです。

壁紙やフローリングの張り替えは、部屋の広さや選ぶ素材、工法によって費用が異なります。

例えば、高級な無垢材のフローリングを選ぶと費用は高くなります。

新たに部屋を区切ったり、間取りを変更したりすると、ドアの設置や交換が必要になることがあります。

費用は5万円から35万円程度と幅があり、ドアの種類(開き戸、引き戸など)やデザインによって変わります。

間取り変更に伴い、家具の配置が変わったり、新たな家電製品を置く場所ができたりすると、コンセントの増設や移動が必要になります。

既存のコンセントに近い場所であれば1万円前後、離れた場所への移動となると2万円前後かかる場合があります。

新たに窓を設けたり、既存の窓のサイズを変更したりすると、10万円から50万円程度かかることが一般的です。

キッチン、浴室、洗面所、トイレといった水回りの設備を移動する工事は、配管の工事が伴うため費用が高くなります。

水回りの移動は、配管の距離や既存の設備の状態によって費用が大きく変動する傾向があります。

 

間取り変更リフォームの費用を抑えるポイント

間取り変更はまとまった費用がかかるため、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは自然なことです。

ここでは、費用を節約するためのいくつかのポイントをご紹介します。

最も費用を抑える方法は、既存の建物の構造や間取りをできるだけ変更しないことです。

壁の撤去や新設は費用がかかるため、例えば、家具の配置を変えるだけで空間の使い勝手が向上しないか検討してみましょう。

また、既存の壁を活かしつつ、開口部を広げるなど、部分的な変更に留めることも有効です。

大規模な変更を避け、必要な箇所のみに絞ることで、コストを大幅に削減できる場合があります。

水回りの設備移動は配管工事が伴うため、費用が高額になりがちです。

キッチンや浴室、トイレなどの位置はなるべく既存の場所から動かさないように計画することで、費用を抑えることができます。

もし移動が必要な場合でも、できるだけ移動距離を短くするよう検討するとよいでしょう。

リフォーム費用は会社によって異なるため、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、比較検討することが非常に重要です。

見積もり内容を細かく確認し、どのような工事が含まれているのか、追加費用が発生する可能性はないかなどをしっかりと把握しましょう。

複数の会社を比較することで、適正な価格で信頼できる業者を見つけることができます。

 

まとめ

間取り変更リフォームは、住まいの快適性や利便性を向上させる有効な手段です。

費用は工事の規模や内容によって大きく異なりますが、部分的な変更であれば数十万円から、大規模なスケルトンリフォームであれば数百万円から千万円単位の費用がかかる場合があります。

費用を抑えるためには、既存の間取りや水回り設備をできるだけ活かすこと、そして複数のリフォーム会社から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

また、住宅の構造による制限や、マンションの場合は管理規約の確認も忘れてはならないポイントです。