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基礎知識

2025.06.27

庭をリフォームしたい!:リフォーム後の活用法と費用やリフォームの流れをご紹介

はじめに

長年住み慣れた家には、共に時を重ねてきた庭があります。

しかし、家族構成の変化やライフスタイルの変化、あるいは庭の老朽化によって、かつての面影を残しながらも使いづらさや手入れの大変さを感じている方も少なくないでしょう。

「古い庭」を「新しい庭」として再生させるリフォームは、住まい全体の価値を高め、暮らしをより豊かにする有効な手段です。

この記事ではリフォームによってできることや、リフォームの流れについてご紹介します。

庭のリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

 

庭リフォームで叶うこと

庭のリフォームは、単に見た目を新しくするだけでなく、暮らしの質を向上させる様々なメリットをもたらします。

ライフスタイルに合わせた空間の再構築

庭は、住む人のライフスタイルを映し出す鏡です。

お子様の成長に合わせて遊び場を設けたり、趣味のガーデニングを楽しむためのスペースを確保したり、友人を招いてバーベキューができるテラスを設けたりと、ライフスタイルの変化に合わせて庭の機能を変えられます。

ガーデニングが趣味の方には、家庭菜園を楽しめるスペースや、季節の花々を鑑賞できる花壇など、手入れのしやすいレイアウトや水やりなどの作業効率を高める工夫が可能です。

ガーデニングスペースの設置費用は20万〜30万/㎡が相場となっています。

他にもウッドデッキやタイルデッキを設置して、屋外で食事を楽しんだり、読書をしたりするリラックススペースを作ることもできます。

ウッドデッキの施工には1万〜3万/㎡程度が相場となります。

天然芝を敷設して安全な遊び場を確保したり、ペットが走り回れるドッグランスペースを設けたりすることも可能です。

天然芝は2,000/㎡程度で施工できます。

バリアフリー化と安全性の向上

高齢化社会において、庭のバリアフリー化は重要なテーマです。

段差をなくし、スロープを設置することで、車椅子やベビーカーでの移動が容易になります。

また、手すりの設置や滑りにくい素材の使用により、転倒のリスクを軽減し、誰もが安心して庭を利用できる環境を整えられます。

アプローチや庭の各所に存在する段差をスロープやなだらかな傾斜にすることで、移動の負担を軽減することが可能です。

転倒防止のためアプローチや階段、デッキなどに手すりを設置したり、車椅子が通行できるように通路幅を広げたり、Uターンできるスペースを確保したりします。

他にも夜間の安全性を確保するため、足元を照らす照明や防犯灯を設置します。

手入れの省力化と維持管理の軽減

「庭の手入れが大変」という悩みを解決するために、メンテナンスフリーの素材を取り入れたり、手入れの頻度が少ない植栽を選んだりすることが可能です。

人工芝は、天然芝のように水やりや芝刈りが不要で、年間を通して美しい緑を保てます。

一方で、天然芝よりは高額になるので注意が必要です。

成長が遅い樹木や病害虫に強い植物を選ぶことで、剪定や薬剤散布の頻度を減らせます。

砂利の下に防草シートを敷設することで、雑草の発生を抑制し、草むしりの手間を大幅に削減することが可能です。

タイマー設定により自動で水やりができる自動灌水システムを導入すれば、旅行中や忙しい時でも植栽の水枯れの心配がありません。

防犯性とプライバシーの向上

庭の防犯性を高めることは、住まい全体の安全に繋がります。適切なフェンスや門扉の設置、センサーライトの導入により、不審者の侵入を防ぎ、プライバシーを保護することが可能です。

高さのあるフェンスや、目隠し効果のある生垣を設けることで、外部からの視線を遮り、プライベートな空間を確保します。

踏むと大きな音が出る防犯砂利を敷けば、侵入者への威嚇効果があります。人が通ると自動で点灯するセンサーライトは、夜間の防犯性を高めます。

死角が少なく、外部から見えやすい庭は、不審者が隠れる場所がないため、防犯効果が高いです。

景観の向上と資産価値の向上

古くなった庭をリフォームすることで、住まい全体の印象が大きく変わります。

洗練されたデザインや季節感のある植栽は、住まいの魅力を高め、資産価値の向上にも繋がります。

天然石やタイル、デザインコンクリートなど、素材の選択によって庭の印象を大きく変えることが可能です。

夜間の庭を美しくライトアップすることで、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。

四季折々の花や紅葉を楽しめる植物を配置することで、一年を通して庭の表情の変化を味わえます。

 

庭リフォームの流れ

庭のリフォームは、計画から完成までいくつかのステップを踏んで進められます。

1. 相談・ヒアリング

まずはお客様の現在の庭の状況や、リフォームに対するご要望、理想のイメージ、予算などをお伺いします。

この段階で、どのような庭にしたいのか、具体的にイメージを共有することが重要です。

2. 現地調査

お客様の庭を拝見し、日当たり、水はけ、既存の植栽や構造物の状態、周辺環境などを細かく調査します。

この情報をもとに、最適なプランをご提案します。

3. プランニング・見積もり

ヒアリングと現地調査の結果をもとに、お客様のご要望を具体的に形にしたプランを作成し、詳細な見積もりを提示します。

複数のプランを比較検討し、お客様にとって最適な選択ができるようサポートします。

4. 契約

プランと見積もりにご納得いただけましたら、ご契約となります。

工事期間や支払い条件などを確認し、工事の準備を進めます。

5. 工事着工

経験豊富な職人が、安全に配慮しながら丁寧に工事を進めます。

工事中もお客様とのコミュニケーションを密に取り、進捗状況を報告します。

6. 完成・引き渡し

工事が完了したら、お客様に最終確認をしていただきます。

ご納得いただけましたら、引き渡しとなります。引き渡し後も、アフターフォローとしてメンテナンスに関するアドバイスや、不具合が生じた際の対応を行います。

 

まとめ

古い庭が持つ歴史や風情を大切にしながら、現代の暮らしに溶け込むような、機能的で美しい庭をご提案します。

見た目の美しさだけでなく、使いやすさや手入れのしやすさなど、機能性も重視したデザインを提案し、施工後も庭のメンテナンスに関するご相談や、万が一の不具合にも迅速に対応いたします。

古い庭のリフォームは、単なる修繕ではなく、新しい価値を創造するものです。

ぜひこの記事を参考にして、理想的な庭のリフォームを行なってください。